オニノゲシ(鬼野芥子)

Sonchus asper


オニノゲシ

  • 科名・属名 : キク科 ノゲシ属

  • 特徴 :
     草丈50〜100cmの2年草。帰化。
     茎は中空で、稜がある。
     葉は厚く光沢があり、長さ15〜25cm。縁は波状になり、鋸歯の先は太い刺状。基部は円い耳状になって張り出し茎を抱く。
     花は茎頂につき、黄色で径約2cm。総苞片と花柄には時に腺毛がある。
     果実(痩果)にはノゲシのような横皺はない。
     ノゲシに似るが、葉に刺があり全体に荒々しい感じがする。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産)(日本各地に帰化) (国外:世界に広く帰化)
     道端、荒地

  • 花期 :   4〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 1998年11月1日  東京都八王子市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2017年4月14日  愛知県豊橋市
     左下・総苞 2020年11月15日  神奈川県足柄上郡
     右下・葉(基部) 2008年3月30日  東京都日野市

  • 撮影記 :
     全体に刺が多く、触るのを躊躇させられる鬼の名にふさわしい花である。
     よく似たノゲシに比べると、刺が多いうえに硬く、触ると痛いのですぐに違いが認識できる。
     どちらも帰化種であるが、ノゲシが史前帰化といわれるのに比べ、本種は明治時代の帰化で比較的新しいとのこと。
     ただ、東京の郊外では本種のほうが優勢のようだ。

  • 葉(基部)

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花・総苞

総苞