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- 科名・属名 : キク科 ブタクサ属
- 特徴 :
草丈2〜3mの1年草。帰化。
茎は太く直立してよく分枝し、開出した粗い毛が多くざらつく。
葉は対生し、葉身は長さ20〜35cm、掌状に3〜5中裂し、裂片は披針形〜卵状披針形。先は鋭尖頭、縁には不揃いな鋸歯があり、両面に硬い短毛がありざらつく。
頭花は単性で、雄頭花と雌性花があり、雄頭花は枝先に5〜20cmの穂状につき、雌頭花はその下の葉腋に数個が塊状につく。雄頭花の総苞片は合着して傘形になり、中に両性の筒状花が入り、総苞片の片側に3本の黒い線がある。雌頭花の総苞片は壷形に合着する。
果実(偽果)は倒卵形、長さ7〜10mm、先端につの状の突起、肩の周囲に4〜8個の角状の突起がある。
別名 クワモドキ
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産)(北海道〜九州に帰化) (国外:世界の温帯域に広く帰化) 河川敷、荒地、線路沿い
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1998年11月1日 東京都八王子市 中上・全体2 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2017年9月13日 同 上 左下・果実 2020年10月24日 東京都日野市 右上・葉 2017年9月13日 東京都八王子市 右下・茎 同 上
- 撮影記 :
クワモドキの別名があるように、桑の葉に似て大きく3〜5裂する葉が特徴で、葉が細かく裂けるブタクサとの違いとなっている。
最近、街中で見かけるのはほとんどがこの花で、栄養状態がいい株では3mを優に越す高さになるものもある。
春の花粉症はスギが原因で、秋口はブタクサといわれていたが、ブタクサが少なくなったこの頃、この花も花粉症を引き起こすのだろうか。
原産地の北アメリカでは農耕地の主要な雑草となっているが、日本でも全土に帰化しており、そのうち農耕地にも進出してくるかもしれない。
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