オオダイトウヒレン(大台塔飛廉)

Saussurea nipponica subsp. nipponica


オオダイトウヒレン1

  • 科名・属名
  • : キク科 トウヒレン属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     茎は直立し、狭い翼がある。
     根出葉は花時にも枯れず、卵形で長さ12〜18cm、幅8〜12cm。先は尖り基部は心形〜切形、縁は歯牙縁、葉裏は淡緑色で緑白色を帯びない。根出葉には長い葉柄がある。上部の葉の葉柄は短く翼があって茎に沿下する。
     頭花は散房状につき、淡紅紫色。総苞は鐘形で長さ10〜14mm、幅7〜14mm。総苞片は5列、先は短く反り返り、淡褐色の毛が密生する。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方以西)〜九州  山地林下

  • 花期
  • :   9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年10月3日  大分県由布市
     中上、以下全て    同  上

  • 撮影記

  •  大分県のある山、しばらく登ると道端にトウヒレンの花が何本か咲いていた。茎にはっきりとした翼があった。
     しかし、雲一つない秋晴れで木漏れ日がきつくコントラストが強すぎて絵にならない。あきらめて撮影したが、やはり満足できる絵にはならなかった。
     当初はツクシトウヒレンと思っていたが、その後研究の結果、大分県のものは全て本種とされた。


    茎

    同じ科の仲間の花
オオダイトウヒレン2

総苞

葉