オオイワインチン(大岩茵陳)Chrysanthemum pallasianum |
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草丈20〜60cmの多年草。 葉は羽状に中裂〜深裂し、裂片は線形で幅1.5〜3mm。裏面は綿毛が密生し銀白色。 頭花は散房状に密集し、黄色の筒状花のみからなり、径5〜6mm。 本州(群馬、長野、富山県) 高山の乾いた岩場、草地 1995年9月23日 群馬県妙義山 下・花 同 上 イワインチンが東北地方南部から中部地方にかけて分布するのに対し、この花は長野、群馬、富山の山地の岩場や草地に生育している。 この山に分布するのは本種だけということで撮影したが、並べて見られるならともかく、見た目の違いはほとんど感じられない。図鑑ではイワインチンより頭花が大きく、草丈も高いなどが違いとされている。 ただ、この花の生えるのは急峻な岩場が多く、思うように画角がとれずに足元を気にしながら撮影した。 残念なことに、この年は秋の訪れが遅く、まだ蕾の花が多かった。 同じ科の仲間の花 |