オオキバナムカシヨモギ(大黄花昔蓬)

Blumea conspicua


オオキバナムカシヨモギ1

  • 科名・属名 : キク科 ツルハグマ属

  • 特徴 :
     草丈1〜3mの多年草。
     茎の株はしばしば木質化し、上部はよく分枝する。
     根出葉は花時には枯れ、葉は倒卵状長楕円形で互生し、長さ25〜35cm、幅8〜11cm。先は短く尖り、縁には細かく鋭い鋸歯があり、両面とも無毛で。茎葉は上にいくに従い小さくなる。
     花は円錐花序になって多数つき、黄色の半球形で長さ5〜8mm、幅4〜5mm。
     別名 ナガバコウゾリナ

  • 分布・生育地 :
     九州(屋久島以南)〜沖縄 (国外:台湾、中国(南部)〜インド)
     山地の林縁、道端

  • 花期 :  3〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年3月25日  沖縄県西表島
     中上・全体2 2019年4月4日  沖縄県国頭郡
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花序 2004年3月25日  沖縄県西表島
     中下・花 2019年4月4日  沖縄県国頭郡
     左下・総苞。以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     名前の通り花茎は2mを越える大きさになり、初めて出会った人はその壮大さにびっくりするだろう。
     根元にやや細長い大きな葉を多数つけ、長く伸びた茎が分枝して小さな花を多数つけるため、全体の姿を撮っても花がどこにあるか、どんな花なのかよくわからない。
     この写真は西表島での撮影であるが、ここには本種によく似て花が少し大きいカズザキコウゾリナという種も分布しており、同定も難しい。

  • 根元の葉

    茎葉

    同じ科の仲間の花
オオキバナムカシヨモギ2

花序

花

総苞