オオヨモギ(大蓬)

Artemisia montana


オオヨモギ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ヨモギ属

  • 特徴

  •  草丈1.5〜2mの多年草。
     茎は叢生し、地下茎を伸ばし先に新苗を作る。
     葉は中部のもので、葉柄を含み長さ15〜19cm、幅6〜12cm。羽状に中〜深裂し、裂片は2〜3対、裏面は綿毛が密生して灰白色。葉柄に翼はあるが仮托葉はない。
     頭花は円錐花序に多数つき、径2.5〜3mm。総苞片は3列、煉瓦状に並ぶ。
     別名 ヤマヨモギ、エゾヨモギ

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(近畿地方以北)
     低地や山地の草地、道端

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1990年8月5日 北海道根室市
     中 1999年8月29日 滋賀県伊吹山
     下 2008年8月21日 北海道札幌市

  • 撮影記

  •  分布の中心は北日本で、北海道では名の通り2mを超す株もあり、道端でそそり立つように枝を広げている。一方南限の伊吹山では、山頂に向かう遊歩道際のお花畑の中で見られる。
     ヨモギによく似ているが、葉の付け根にある仮托葉がないのが特徴で、そこを見れば同定できる。
     この花もヨモギ同様モグサの材料として使われており、見栄えのしない植物であるが、大いに人の役にたっている。

    同じ科の仲間の花
オオヨモギ2

葉