オッタチカンギク(乙立寒菊)Chrysanthemum indicum var. maruyamanum |
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草丈30〜60cmの多年草。 シマカンギクの変種で全体に小型である。 茎は叢生し、下部は倒れるが上部は立ち上がる。 葉は長卵形で、3〜5中裂するが、切れ込みが浅くて裂片の先は円く、基部はくさび形〜切形になるのが特徴である。葉裏は毛が多い。 頭花はやや散房状につき、黄色で径1.5〜2.5cmと、シマカンギクに比べやや小さい。総苞外片が線形になるのも特徴である。 本州(島根県) 山地の岩場 2008年11月14日 島根県出雲市 中、下左・総苞、下右・葉裏 同 上 11月ともなると、関東周辺はごく限られた花の便りしかなく、同じ花に何度も足を運ぶ元気は出てこない。 前から宿題になっていたこの花にふと思い当たり、日帰りで撮影に出かけることにした。 特産種や希少種が多く、何度か訪れたこの地であるが、紅葉し始めた山肌は美しく、いつにも増して観光客が多い。ただ、急な山道はハイヒールの観光客の訪れる場所ではなく、遊歩道をそれたとたん誰一人出会わない。 予想していた場所でちょうどこの花が満開だった。強すぎる秋の日差しに閉口しながらも、特徴ある葉柄基部や葉裏、総苞をしっかり撮影した。 同じ科の仲間の花 |
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