オヤリハグマ(御槍白熊)

Pertya triloba


オヤリハグマ1

  • 科名・属名
  • : キク科 コウヤボウキ属

  • 特徴

  •  草丈45〜85cmの多年草。
     茎は上部で円錐花序に分枝し、枝は開出して短毛がある。
     葉は中部のものが大きく、長さ10〜13cm、幅7〜13cmで、先は3浅裂する。長い柄があり、裂片の先は鋭く。縁に歯牙がある。上部の葉は小さくなる。
     頭花は円錐花序に多数つき、花冠は白色で1個の筒状花からなり、長さ1.7〜1.8cm、先は5裂する。
     総苞は狭い円柱形で長さ1.4〜1.7cm。

  • 分布・生育地

  •  本州(東北〜関東地方北部)
     山地の林内

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年10月11日 茨城県北茨城市
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  関東地方といってもこの花の咲く茨城県の北部は、東京からはかなり時間がかかる。
     しかもそこから車で入る山中でしか、この花に会うことはできず、花仲間とレンタカーを借りて探しに出かけた。
     このあたりじゃないかと地図を頼りに入った山道で、予想通りこの花に出会えた。勘がピッタリだったことで、出会いがひときわ嬉しいものになった。
     葉が切れ込んでいるだけでなく、花の感じも関東に多いカシワバハグマなどとは大分感じが違った。

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オヤリハグマ2

花アップ