リュウノウギク(竜脳菊)

Chrysanthemum makinoi


リュウノウギク1

  • 科名・属名
  • : キク科 キク属

  • 特徴

  •  草丈40〜80cmの多年草。
     葉は卵形〜広卵形で、長さ4〜8cm。普通3中裂し、表面は緑色で、裏面は丁字毛が密生して灰白色に見える。
     頭花は径2.5〜4cm、舌状花は白色。総苞片は3裂で、外片と内片はほぼ同長。

  • 分布・生育地

  •  本州(福島・新潟県以南)、四国、九州(宮崎県)
     山地の日当たりのいい所

  • 花期
  • : 10〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  1993年10月11日 山梨県南都留郡
     下 1994年11月13日 東京都西多摩郡

  • 撮影記

  •  栽培種のキクによく似た野生種のキクで、他の仲間が比較的狭い地域に分布しているのに対し、本州(東北地方南部)から九州まで割合に広い範囲で見ることができる。
     リュウノウ(竜脳)の名は、香料をとる竜脳に香りが似ていることから付けられており、茎や葉に爽やかな香りがする上品な花である。
     ただ、この花と黄色のヤクシソウを見ると、今年の花シーズンも終わりだなという感じにさせられる。

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リュウノウギク2