サケバヒヨドリ(裂葉鵯)

Eupatorium laciniatum


サケバヒヨドリ

  • 科名・属名
  • : キク科 ヒヨドリバナ属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     葉は対生し、普通3裂し、裂片は長楕円形〜披針形で、長裂片は長さ7〜8cm、側裂片は長さ4〜6cm、大きな欠刻がある。葉裏は淡緑色で、腺点はない。
     頭花は茎頂に密な散房状につき、白色〜淡紅紫色、小花は5個。総苞は筒状で長さ5〜6mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方南部以西)〜九州  山地

  • 花期
  • : 9〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年10月5日 鹿児島県姶良郡
     下・葉 2007年9月30日 長崎県対馬

  • 撮影記

  •  葉が大きく3中裂し、裂片に大きな欠刻がある特徴的な葉を持った花で、西日本が分布の中心である。
     よく似ているキクバヒヨドリという花があり、違いはこの花の葉裏には腺点がないということである。従って、しっかり腺点の有無を確認しないと同定できないことになる。
     残念ながらこれまで出会った花は急ぎの撮影行の途中で、肝心の葉裏を撮影していないので、この次は腺点をしっかり撮影したい。

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葉