サツマノギク(薩摩野菊)

Chrysanthemum ornatum


サツマノギク

  • 科名・属名
  • : キク科 キク属

  • 特徴

  •  草丈25〜50cmの多年草。
     茎は叢生し、密に銀白色の毛がある。
     葉は広卵形で、長さ4〜6cm、幅4〜5.5cm。羽状に5浅裂し、鋸歯がある。裏面には丁字状の毛が密生し、銀白色に見える。
     頭花は径4〜5cmと大きく、舌状花は白色。

  • 分布・生育地

  •  九州(鹿児島、熊本県)
     海岸の岩場、道端

  • 花期
  • : 11〜12月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年12月6日 鹿児島県川辺郡
     下  同 上

  • 撮影記

  •  初冬の鹿児島の海岸は、予想外に多くの花々が出迎えてくれ、まだ秋の温もりが感じられた。
     この日は季節風も吹かず波も静かで、大岩がゴロゴロする海岸を先のほうまで歩いてみた。
     一番目立つのはこの花だ。海岸に咲くキク属の中では最も大きな花をつけ、固まって咲いている様子は見事だった。海岸だけでなく、道路沿いの崖にも群落となって咲いていた。
     他にもオイランアザミ、ヒメハマナデシコなどピンク系の花も所々に見られた。

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花アップ