ヒメハマナデシコ(姫浜撫子)

Dianthus kiusianus


ヒメハマナデシコ

  • 科名・属名 : ナデシコ科 ナデシコ属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     茎の下部は木質化し、根際から株をわける。
     根出葉はロゼット状で、倒披針形〜ヘラ状長楕円形で、長さ3〜5cm。厚くて縁に毛があり、茎葉は次第に小さくなる。
     花は茎頂に1〜6個まばらにつき、次々に咲く。花弁は紅紫色で長さ約10mm。苞は楕円状で3対あり、先は短い針状となる。

  • 分布・生育地 :
     本州(和歌山)、四国(愛媛)、九州、沖縄
     海岸の岩上

  • 花期 :  6〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2012年11月5日  鹿児島県指宿市
     中・花、下左・苞    同  上
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     生育環境も花もハマナデシコに似ている。
     違いは苞の先が短い針状で、ハマナデシコのように長い針状にならないこと、花が数個まばらにつき、しかも一斉に咲かずにバラバラと咲くことなどである。
     ハマナデシコほど豪勢な感じはしないが、海岸の岩場のわずかな土付きに、低い草丈にもかかわらず比較的大きな花を咲かせる姿は美しい。
     2012年、晩秋の薩摩半島で久し振りに出会い、特徴を確認し撮り直した。

  • 葉

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花

苞