サツマシロギク(薩摩白菊)Aster satsumensis |
|
草丈40〜60cmの多年草。 イナカギクから1993年、別種として記載された。 葉の裏面の毛が短いものが多く、長い毛が少ないのに対し、イナカギクは長い毛が多く、短いものは少ないという違いがある。 頭花は白色であるが淡紫色を帯びるものもあり、径1.5〜2cm。 そのほか、生育地が南九州に限られ、イナカギクとは混生しないことで区別できる。 九州(南部) 林縁、林下 2005年12月17日 宮崎県宮崎市 下 同 上 渓谷沿いに進むと、白い野菊がチラホラ咲いていた。どうやら南九州に分布するというこの花のようだ。 以前はイナカギクとされていたが、葉裏に長毛が多いイナカギクに対し短い毛が密生するとのことが違いとされている。 しかし、この仲間ではケシロヨメナという以前の図鑑にはなかった種も新たに記載され、野菊の同定はいつもながら難しい。 みぞれ交じりの小雨、樹林下の撮影は青被りが心配だった。しかし、翌日南部の半島で出会った時は雲ひとつない晴天であったが、強い日差しでコントラストがきつく、前日の方が雰囲気のある写真となった。 同じ科の仲間の花 |