シオン(紫苑)Aster tataricus |
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草丈1〜2mの多年草。 茎は直立、上部で枝分かれし、まばらに剛毛がある。 根出葉は花時には枯れるが、大型の長楕円形で大きいものは長さ65cmにもなる。茎葉は長楕円形で、長さ20〜35cm、幅6〜10cm。先は鈍頭、鋸歯縁で、基部は円いかくさび形で葉柄に移行する。 頭花は散房状に密につき、淡青紫色で径3〜3.5cm。総苞は半球形で、総苞片は3列で披針形、縁は膜質。 そう果は倒卵状長楕円形、少し扁平で、長さ約3mm。 本州(中国地方)、九州 山地の湿った草地 2009年8月3日 熊本県阿蘇 中上 1993年9月4日 同 上 中下・花 2014年9月13日 同 上 下左・総苞、下右・葉 同 上 関東あたりでも庭や畑の隅などで、2mもあるような立派な株に多くの花を咲かせているのに出会う。 栽培されているものは、古い時代に中国や朝鮮から観賞用または薬用として持ち込まれたものと言われている。 しかし、野生のものは中国地方や九州の草原などで稀に見られるだけである。 初めて訪れた阿蘇、草原や林縁で何株か見たが、その後再び出会ったのはつい最近のことで、かなり数を減じているようだ。 花はヒゴシオンに似ているが、湿地ではなく草原に生えることや、草丈も高く花はやや小さいものの多数つくことなどで見分けられる。 同じ科の仲間の花 |
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