シラネアザミ(白根薊)

Saussurea macrolepis


シラネアザミ

  • 科名・属名
  • : キク科 トウヒレン属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの多年草。
     茎は直立し、上部には褐色の毛が多い。
     下部の葉は卵形〜長卵形で、長さ5〜12cm。基部は心形で長い葉柄があり、茎に流れて狭い翼となる。
     頭花は密に散房状に2〜8個つき、紅紫色で径1〜1.5cm。頭花には柄がある。
     総苞は鐘形で褐紫色、外片は卵状披針形で反り返る。

  • 分布・生育地

  •  本州(福島〜長野県)  高山の草地、林縁

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年8月11日 長野県八方尾根
     下・総苞 1979年8月26日 群馬県尾瀬

  • 撮影記

  •  クロトウヒレンによく似て、頭花が少し小さく柄があるのが特徴である。
     尾瀬のは本種で、北アルプスにはクロトウヒレン多いと記録から思っていたが、調べると両種ともあるようだ。
     写真をチェックし、花柄があることから一部を本種としたが、今ひとつ自信がもてない。もう少し特徴のわかる写真に差し替えたい。

    同じ科の仲間の花
総苞