シラネヒゴタイ(白根平江帯)Saussurea triptera var. minor |
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草丈5〜20cmの多年草。 茎には目立つ翼がある。 根出葉や下部の葉は、卵形〜卵状長楕円形で長さ2〜7cm。縁は羽状に大きく切れ込み、葉身とほぼ同じ長さの葉柄がある。 頭花は茎頂に1〜5個つき、花冠は淡紅紫色。総苞は筒形で黒紫色、径7〜12mm。総苞外片の先は尾状に伸びる。 別名 タカネヒゴタイ 本州(八ヶ岳、南アルプス、富士山) 高山の礫地、草地 1979年8月15日 山梨県北岳 中 2005年7月24日 長野県八ヶ岳 下・総苞 1977年8月28日 山梨県北岳 中部地方の高山に生えるトウヒレンの仲間は区別が難しく、全て別種の考え方やヤハズヒゴタイの品種とする考え方もあるなど、図鑑によっても扱いが異なる。 特にシラネヒゴタイを頭花が1個だけつくもので南アルプス特産とし、タカネヒゴタイは頭花が3〜5個つき、茎の翼が目立つとして別種とする考え方があるが、ここでは同一種とする考え方に立った。 もし、別種とするのなら、上の写真の花がシラネヒゴタイ、真ん中の花がタカネヒゴタイということになるが。 どちらも南アルプスや八ヶ岳の稜線付近まで登りつめると、礫地や草地に強風を避けるかのように草丈を低くし、草丈の割合には目立つ花を咲かせている。 同じ科の仲間の花 |
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