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- 科名・属名 : キク科 タンポポ属
- 特徴 :
草丈30〜40cmの多年草。
葉は倒披針状線形で、長さ15〜20cm、幅3〜7cm。淡緑色で、羽状中〜深裂し、裂片は複雑な歯牙のある場合が多い。
頭花は白色で、径約4cm。総苞は開花時1.6〜1.9cm。総苞は淡緑色、外片は長楕円形か披針形、内片の1/2か2/3をおおい、直立してやや開出または反り返り、長さ2〜2.5mm、上部に尖った角状突起がある。
果実(痩果)は紡錘形、褐色。冠毛は白色で長さ8〜10mm。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜九州 (国外:日本固有) 道端、草地
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2012年4月15日 神奈川県川崎市 中上・全体2 1986年4月13日 茨城県水海道市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2012年4月15日 神奈川県川崎市 中下・総苞 2017年4月21日 同 上 左下・痩果、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
小学校の国語の本で、確か九州の島だったと思うが、子供達にタンポポを画かせると、全て白色の花の絵を描いたので、教師が黄色のタンポポの種を取り寄せ・・・という話があったことを覚えている。
私の生まれ育った静岡県では、タンポポは黄色と思っていただけに、そんな地域があるのかと思った記憶がある。
最近では関東地方あたりでも時々この花を見かけるが、分布の中心は西日本にあり、関東あたりで見られる花は逸出ではないかと思う。
西日本には2(3)種類の白花のタンポポがあり、下の写真のように総苞片が密着せず少し反り返っているのがこの花で、密着しているのはキビシロタンポポである。
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