シロサマニヨモギ(白様似蓬)

Artemisia arctica subsp. sachalinensis f. villosa


シロサマニヨモギ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ヨモギ属

  • 特徴

  •  草丈20〜50cmの多年草。
     サマニヨモギの品種で、植物体全体に白色の軟毛が密生し、開花時でも軟毛は落ちない。

  • 分布・生育地

  •  北海道  高山の礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1981年7月21日 北海道大雪山
     下 1992年8月23日   同 上

  • 撮影記

  •  大雪山系を形造っている山と山の間は森林限界を超えた岩礫地で、ここに多くの高山植物が見られる。
     ヨモギの仲間も多く見られるが、寒さに耐えるために全体白い絹毛をまとったこの花は、黒い岩礫地の上では遠くからでも目に付く。
     同じような場所に混生しているサマニヨモギが、花時になると絹毛が落ちてしまうのに対し、品種とされるこの花は絹毛がなくなることはない。

    同じ科の仲間の花
シロサマニヨモギ2