シロヨモギ(白蓬)

Artemisia stelleriana


シロヨモギ1

  • 科名・属名
  • : キク科 ヨモギ属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの多年草。
     茎は根元から枝分かれし、全体に白い綿毛で覆われる。
     ロゼット葉や茎の下部は、卵形〜長楕円形で厚く、長さ3〜9cm。羽状中裂し、裂片は鈍頭。
     頭花は狭い円錐花序につき、球形で径約7mm、総苞片は4列。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(新潟県、茨城県以北)
     海岸の砂地

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1983年7月18日 北海道礼文島
     中 1990年8月5日 北海道根室半島
     下・花 2013年8月23日 北海道白糠郡

  • 撮影記

  •  北地の海岸の砂浜に生えるヨモギで、全体が綿毛に覆われているため雪白色に見える。
     パッとしないヨモギ類の中では美く、特に花をつける白色が鮮やかで、園芸植物のようである。
     よく似た植物に高山に生えるシロサマニヨモギがある。
     礼文島では海岸の砂地を覆うように生えていたが、道東の海岸では海を見下ろす崖の上で咲いていた。

    同じ科の仲間の花
シロヨモギ2

花