スイラン(水蘭)

Hololeion krameri


スイラン1

  • 科名・属名 : キク科 スイラン属

  • 特徴 :
     草丈50〜100cmの多年草。
     地中の匐枝を長く伸ばして増えるため、しばしば群生する。
     根出葉は線状披針形で、長さ15〜50cm、幅1.2〜3cm。先は尖り、厚くて裏面は粉白色を帯びる。上部の葉は線形で小さい。
     頭花は黄色でまばらにつき、径3〜3.5cm。小花は17〜29個。花茎は3.5〜10cm、苞や総苞外片は披針形で鋭頭。

  • 分布・生育地 :
     本州(中部地方以西)〜九州 (国外:日本固有)
     山麓、原野の水辺、湿地

  • 花期 :  9〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年10月13日  宮崎県児湯郡
     中 2004年9月23日  愛知県南設楽郡
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 2015年10月13日  宮崎県児湯郡
     下右・総苞    同  上

  • 撮影記 :
     愛知県南部の蛇紋岩地で長いこと探していた花に出会え、ついでにと北部の湿原に足を伸ばした。
     草紅葉といっていいような秋色濃い湿原に、ミズギクキセルアザミが咲いている。その中に弱々しげな茎に花だけ華やかなこの花も混じっていた。
     足を止め撮影していると、長靴の仕度をしてこなかったため靴の中まで水が浸みてきた。
     九州のある湿原で、一面この花の咲く光景に出会った。

  • 総苞

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スイラン2

花