チチコグサモドキ(父子草擬)

Gnaphalium pensylvanicum


チチコグサモドキ1

  • 科名・属名 : キク科 ハハコグサ属
     注.APG分類では、チチコグサモドキ属(Gamochaeta pensylvanica)

  • 特徴 :
     草丈15〜40cmの2年草。帰化。
     茎は基部で分枝するか1本立ちし、全体に綿毛に覆われ白っぽく見える。
     葉はへら形で、長さ2〜8cm、幅5〜12mm。先は円くて短い突起があり、縁は全縁でやや波打つ。
     頭花は上部の葉腋から出た小枝に数個、穂状〜やや頭状につき、淡褐色で長さ4〜5mm、径約3mm。、総苞外片は楕円状披針形、背面に白い綿毛をやや密生する。
     果実(痩果)は長さ0.4〜0.5mm、冠毛は白色で長さ約2mm。

  • 分布・生育地 :
     帰化(北アメリカ原産) (国外:世界の暖帯〜熱帯域に広く帰化)
     道端や荒地

  • 花期 :   4〜6(〜9)月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2005年7月6日  千葉県山武郡
     中上・全体2 2017年5月2日  神奈川県川崎市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     梅雨時の雨の降る中、千葉県のある山林に長いこと捜し求めていた花を撮影に出かけたが、花は終わっていた。
     何も撮影しないで帰るのは癪に障る、道端の帰化植物でもと、ウラジロチチコグサによく似たこの花を撮影した。
     全国的に帰化しているが都市部でも多く、葉の綿毛などは自宅近くの川崎市で撮影した。

  • 葉(表)

    葉(裏)

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チチコグサモドキ2

花