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- 科名・属名 : キク科 ツルギク属
- 特徴 :
長さ1.5〜5m(時に20m)のつる性の1年草。帰化。
茎は帯紫色で初め白色の長毛を密生し、後やや無毛となり、節から根を出して広がる。
葉は対生し、心形〜三角状広卵形で長さ4〜15cm、幅3〜10cm。先は鋭尖頭、基部は心形、縁は全縁または微鋸歯縁。葉柄は2〜8mm。
頭花は葉腋から出た花茎の先に散房状にやや密集してつき、帯黄白色で径約5〜7mm。総苞片は線状披針形で長さ4〜5mm。冠毛は白色。
- 分布・生育地 :
帰化(中南米原産) (国外:アジア、アフリカの熱帯域に広く帰化) 日当たりのいい山野、林縁
- 花期 : 11〜3月?
- 撮影月日・場所 :
2015年11月29日 沖縄県国頭郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花以下全て 同 上
- 撮影記 :
11月の末、沖縄高速道路を走っていると、林冠を白い花をつけたつる植物が覆っている光景があちこちで見られた。
これまで何十回と沖縄を訪れているが気がついたことはなかったし、沖縄本島でもやんばる地域や南部では見たことがなかった。
現地の花仲間にこの名前を聞き調べると、1984年に沖縄県中部で見つかり、現在急速に生育域を広げている帰化植物だった。
和名のように白色のヒヨドリバナをつる植物にしたような花で、最近では奄美大島でも帰化の記録があるようだ。
初めて見る花との出会いは嬉しいが、本来の植生を変えてしまうような外来種には、あまり出会いたくないものだ。
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