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- 科名・属名 : キク科 ウスベニニガナ属
- 特徴 :
草丈25〜45cmの1年草。
茎は下部から分枝し、下部には縮れた毛がある。
葉は茎の下部に集まり、下部の葉は頭状羽裂し長さ5〜10cm。基部は翼となり、茎を抱き、緑白色でやや厚い。茎葉は卵状披針形。
頭花は枝先に2〜5個つき、紅紫色の筒状の両性花からなり、長さ約9mm。
- 分布・生育地 :
本州(南部)〜沖縄 (国外:アジア〜アフリカの熱帯域) 道端、荒地
- 花期 : 4〜11月
- 撮影月日・場所 :
1994年3月19日 鹿児島県奄美大島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 1989年5月1日 同 上 下・葉 2015年4月11日 鹿児島県屋久島
- 撮影記 :
先を切った筆先のような小さな花、お世辞にも美しいとはいえないが、南方系の帰化植物で、近所のフィールドではあまり見ないだけに、南の島などで出会うとそれなりの魅力を感じる。
濃いピンクの色合いや咲き方は、ムラサキムカシヨモギに似ているが、この花は頭花がほとんど平開せず、葉が茎を抱くことで、より地味な感じの花である。
地球温暖化が叫ばれているが、そのうち自宅近くでも見かけるようになるかもしれない。
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