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 科名・属名 : キク科 コウモリソウ属注.APG分類では、コウモリソウ属の学名は(Parasenecio)
 特徴 :草丈60〜90cmの多年草。
 長い地下茎があり、先に新しい株を作る。
 茎は直立し、上部には縮れた毛がある。
 葉は互生し、普通3個つき、下部の葉には長さ17〜19cmの長い柄がある。葉身は掌状円形、長さ17〜24cm、幅30〜35cm。掌状に9〜10中裂し、縁に微鋸歯がある。表面は緑色で無毛、裏面は淡緑色で脈に沿って縮れ毛がある。中部の葉は下部の葉より小さく、葉身は長さ12〜14cm、幅15〜22cm、葉柄は4〜7cm。
 頭花は円錐花序となって多数つき、小花は5〜6個、花冠は長さ8.5〜10mm。総苞は長さ5〜10mm、総苞片は5個。
 果実(痩果)は長さ5〜6mm、冠毛は汚白色で長さ8〜9.5mm。
 分布・生育地 :本州(宮城県以南〜中部地方)、四国 (国外:日本固有)
 深山のやや湿った落葉樹林下
 花期 :   7〜9月
 撮影月日・場所 :上・全体1 2016年7月24日  群馬県前橋市
 中上・全体2 2016年7月24日  群馬県利根郡
 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
 中下・花序、以下全て 2016年7月24日  群馬県前橋市
 撮影記 :タイミンガサという花によく似ているが、草丈が半分程度しかなく、葉も楯状につかない点が異なる。
 日本海側でタイミンガサを撮影した後、何とかこの花もと考えていたら、群馬県のある山中で出会った。時期は8月末だったが、花は完全に終わっていた。
 翌年7月末、満を持して訪れたが花期は末期、ほとんどの花が終わっていてわずかに数株だけ見られる花がついていた。
 この日、別の場所でも見かけたが、そこもほとんど終わっていて、群馬県でのこの花の花期は7月中旬頃と思った以上に早いものと思われる。
  
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