ナガバシャジン(長葉沙参)

Adenophora triphylla var. japonica f. fozmalancifolia


ナガバシャジン1

  • 科名・属名 :
     キキョウ科 ツリガネニンジン属

  • 特徴 :
     草丈30〜60cmの多年草。
     ツリガネニンジンの品種で、葉が細い線形となる渓流型の植物。
     花の白いものがあり、シロバナナガバシャジンという。

  • 分布・生育地 :
     四国 (国外:日本固有)
     渓流沿いの岩場や礫地

  • 花期 :  9〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2003年9月28日  高知県幡多郡
     中上、中下・白花    同  上
     (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 2015年9月17日  徳島県三好市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     四万十川は、大きな川の中では唯一ダムのない川で、沈下橋(橋の欄干がなく、大水が出ると沈むことで流されるのを防ぐ橋)や川魚の種類の多いことでも知られている。
     そんな川岸には、春はキシツツジやトサシモツケ、秋にはシチョウゲやこの花が咲く。
     本種はツリガネニンジンが、渓流の流れに対応して葉が細くなった品種とされ、四国の他の河川でも見られる。
     生育地では、増水すれば水面下になってしまうような川中の岩場に、多くの株が花をつけていて、中には白花もあった。

  • 葉

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ナガバシャジン2

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花