サイヨウシャジン(細葉沙参)

Adenophora triphylla


サイヨウシャジン1

  • 科名・属名 : 
     キキョウ科 ツリガネニンジン属
     注.APG分類では、学名(var. triphylla)

  • 特徴 :
     草丈40〜100cmの多年草。
     茎葉は3〜4輪生、まれに対生や互生し、卵状楕円形〜披針形まで、やや広いものから細いものまでなどいろいろあり、長さ4〜8cm。先は尖り、基部は鈍形、縁に鋸歯があり、毛はあったりなかったりする。
     花は淡青紫色で、花冠は先がやや狭まって壺形になり、花柱は花冠から長く飛び出る。

  • 分布・生育地 :
     本州(中国地方)〜沖縄 (国外:台湾、中国)
     山野や高原

  • 花期 :   8〜11月

  • 撮影月日・場所 :
     1994年6月2日 大分県由布岳
     中 2015年10月9日  沖縄県名護市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花、下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     ツリガネニンジンの基本種で、中国地方や九州では、草地で普通に見られるものの、沖縄まで行くと少ない種類になる。
     花冠が細っそりした感じで、花柱が大きく突き出ているのが特徴である。
     きれいな草姿で咲いている花は意外と少なく、やや乱れた感じで咲いている花が多い。
     中以下沖縄で撮影したものは、花柱が花冠からあまり飛び出ないリュウキュウシャジンと呼ばれるタイプである。ここでは同一種とした。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
サイヨウシャジン2

花