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- 科名・属名 : キキョウ科 ホタルブクロ属
- 特徴 :
草丈30〜60cmの多年草。
根茎は短く匍匐枝を出して増えることもあり、全体に粗い毛がある。
葉は互生、葉身は3角状卵形または披針形で、長さ5〜8cm、縁に不揃いの歯牙がある。
花は茎の上部に下向きに咲き、筒形で紅紫色、長さ4〜5cm。萼裂片は狭3角形で、湾入部に反り返る付属片がなく膨らんでいる。
果実(刮ハ)は側方で裂開する。種子は多数で扁平な楕円形、ほとんど翼がない。
●シロバナヤマホタルブクロ(f. albiflora)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
本州(東北地方南部〜近畿地方東部) (国外:日本固有) 山地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1998年7月19日 長野県八ヶ岳 中上・全体2 2023年7月26日 静岡県富士山 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序 1998年7月19日 長野県八ヶ岳 中下・花 2023年7月26日 静岡県富士山 左下・シロバナ 2017年6月28日 新潟県上越市 右上・萼 2023年7月26日 静岡県富士山 右下・葉 2017年6月28日 新潟県上越市
- 撮影記 :
低地に多いホタルブクロの変種で、違いは萼裂片の間に反り返る付属片がなく膨らんでいる(右上の写真)のが特徴である。
山には多いものの、山に咲いていたからと本種と決めつけるのでなく、よく萼裂片の間を見ることが大事である。
上この写真は、八ヶ岳に登る途中川岸に咲いていたもので、鮮やかな赤紫色と行儀よく並んだ姿が気に入った。
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