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- 科名・属名 : ゴマノハグサ科 イセハナビ属
- 特徴 :
草丈30〜80cmの多年草。
茎はまばらに分枝し、鈍い4稜がある。
葉は対生し、広卵形〜三角状広卵形で、長さ4〜9cm、幅2.5〜4cm、鋸歯がある。
花は枝先につき、柄がなく筒形で密につく。花冠は淡紫色で長さ3〜3.5cm。
苞は葉状で卵円形、萼とともに白くて長い毛がある。
果実(刮ハ)は長さ約13mm。
- 分布・生育地 :
本州(近畿地方以西)〜九州 (国外:朝鮮(南部)、中国(中部) 山地の林下
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年8月30日 広島県広島市 中2・全体2 2019年8月31日 高知県佐川郡 中2・全体3 1987年9月20日 京都府京都市 (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック) 中3・花1 同 上 左下・花2 2019年8月31日 高知県佐川郡 右上・葉(表) 2015年8月30日 広島県広島市 右中・葉(裏) 2019年8月31日 高知県佐川郡 右下・茎 同 上
- 撮影記 :
鈴虫の鳴き出す頃咲き始めることから和名が付けられているとのことで、スズムシソウのように見ただけで和名が納得できるのではない。
観光を兼ねて京都の鞍馬・貴船に出かけ、道を外れた小さな沢をふと覗き込んだところ、青紫色のこの花を見つけた。
思いもかけない場所での初対面に大喜びして撮影したが、見つけたのが午後で、一日花のためもう萎みかけていた。
2十数年後、広島で久し振りに花の時期に出会った。
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