ユキミバナ(雪見花)

Strobilanthes wakasana


ユキミバナ1

  • 科名・属名
  • : キツネノマゴ科 イセハナビ属

  • 特徴

  •  匍匐する多年草。
     茎は立ち上がらず匍匐して伸び、著しい開出毛がある。節からも根を出して広がる。
     葉は常緑で対生し、広卵形で長さ1〜2.5cm、幅1〜1.5cm。両面に毛がある。
     花は茎の上部の葉腋に筒状で3cm程度、先が広がり5裂する。
     花冠は淡紫色、一日花。

  • 分布・生育地

  •  本州(福井県、滋賀県) 林下

  • 花期
  • : 9〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年11月7日 福井県
     中、下  同 上
     中は拡大写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記

  •  スズムシバナの茎が匍匐するタイプで、1993年に新種として分けられた。
     花期は長く、夏の終りの頃から雪の降る頃まで咲くため、雪の降る頃でも見られるということでこの和名がつけられている。
     生育地では地面を覆うように一面に生えている。ただ、花付きは悪くて一斉に花を咲かすという感じではなく、ポツポツとまばらに咲いている感じで絵になりにくい。
     最初に撮影に出かけた時は、明け方の強い雨で花が落ちて一層まばらで絵にならず、平成16年、再度撮影に出かけ直した。

    同じ科の仲間の花
ユキミバナ2

花アップ