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- 科名・属名 : クマツヅラ科 イワダレソウ属
注.APG分類では、イワダレソウ属の学名(Phyla)
- 特徴 :
草丈5〜10cmの多年草。逸出帰化。
茎は地を這ってよく分枝し、葉腋から根を出して広がる。
葉は対生し、卵形〜長楕円形、長さ1.5〜2cm、幅1〜1.5cm。先は鋭頭〜鈍頭、基部はくさび形、縁には粗い鋸歯がある。
花は葉腋から長く伸びた花柄の先につき、径1〜1.5cm、花冠は白色〜淡紅紫色、唇形で長さ3〜4mm、花弁の中央に黄色の斑紋がある。雄しべは2個。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(南米原産) 道端
- 花期 : 5〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2012年6月15日 千葉県君津市 中上・全体2 2016年5月30日 兵庫県赤穂郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・紅紫色花 2012年6月15日 千葉県君津市 下左・白色花、下右・葉 2016年5月30日 兵庫県赤穂郡
- 撮影記 :
最初にこの花を見かけたのは千葉県、谷間の植物を撮影し駅へ歩いて戻る途中道端に咲いていた。
イワダレソウによく似た花で帰化植物だとすぐにわかった。
クマツヅラ科の帰化と想定され、調べれば簡単にわかるだろうと思っていたが、手持ちの帰化植物図鑑をいくつか調べたが該当する花はなかった。
2016年、兵庫県で再び出会った後、ネットで調べてこの花に行き当たり、やっと和名がわかった。
日本には昭和初期に持ち込まれ、庭のグランドカバープランツ(被覆植物)や道路法面緑化などに使われているようだが、繁殖力が非常に強いため他の園芸植物が負けてしまったり、路傍などに逸出する事例が多く困り者になっているようだ。
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