コムラサキ(小紫)

Callicarpa dichotoma


コムラサキ

  • 科名・属名 : クマツヅラ科 ムラサキシキブ属
     注.APG分類では、シソ科(LAMIACEAE)

  • 特徴 :
     高さ1.5〜2mの落葉低木。
     枝は細長く伸長し、径1〜3mm、紫色を帯び、初めは星状毛があるが、後に無毛。先は垂れ下がる傾向がある。
     葉は対生し、葉身は倒卵状長楕円形で長さ3〜7cm、幅1.5〜3cm。先は尾状に尖り、基部はくさび形、縁は1/3から上方に粗い鋸歯がある。両面とも無毛で、裏面には腺点が多い。葉柄は長さ1〜4mm。
     花は葉腋の少し上から長さ1〜1.5cmの花柄を出し、その先に集散花序をつけ、10〜20個の花をつける。花冠は淡紅紫色で長さ約3mm、上部は4裂し、裂片は平開する。雄しべは4個、雌しべは1個、花冠から少し飛び出る。
     果実(核果)は球形で径約3mm、紫色に熟す。
     果実の白いものが稀にあり、
     ●シロミノコムラサキ(f. albifructa)(左下の写真)と呼ばれる。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄 (国外:朝鮮、中国)
     山麓や原野の湿地

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     2016年7月16日  千葉県柏市
     中上、中中・花    同  上
     下左上・果実 2015年10月13日  宮崎県児湯郡
     (上、中下・果実、下左・シロミは拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・シロミ 2016年9月21日    同  上
     右上・葉、右下・枝 2016年7月16日  千葉県柏市

  • 撮影記 :
     秋、庭で紫色の美しい果実を一杯つけたこの植物をよく見かける。
     ムラサキシキブと呼ばれているが、実際はそのほとんどがこのコムラサキでムラサキシキブとは別物である。
     庭ではよく見かけるものの自然界では稀な花で、湿地や湿った原野などに生育している。
     本州〜沖縄という分布になっているが、東日本では稀で西日本の湿地で見かけることが多い。
     宮崎県の湿地で果実を見、翌年訪れた所花期が合わず、花は千葉県の湿地で撮影した。
     果実は紫色で美しいが、稀にシロミノコムラサキ(左下の写真)と呼ばれる白い果実のものがあり、これはこれで美しい。

  • 葉

    枝

    同じ科の仲間の花
花1

花2

果実1

果実2

シロミノコムラサキ