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- 科名・属名 : クマツヅラ科 ハマクサギ属
注.APG分類では、シソ科(LAMIACEAE)or(LABIATAE)
- 特徴 :
高さ1〜4mの常緑低木〜小高木。
葉は対生し、葉身は卵円形〜卵状楕円形、長さ6〜17cm、幅4〜10cm。先は急に尖るかやや鈍頭、基部は円形〜浅心形で全縁。質は洋紙質、側脈は4〜5対あり、両面に突出し、表面は無毛、裏面は脈に沿って疎らに毛があるか無毛。
花は枝先に径5〜17cmの散房花序となって多数つき、花冠は緑白色で長さ約2mm、先は4裂する。萼は鐘形で長さ約1.5mm、花後大きくなる。
果実(液果状)は球形、径3〜4mm、紫黒色に熟し、下部に皿状の萼が宿存する。
- 分布・生育地 :
九州(奄美大島以南)〜沖縄 (国外:台湾、中国(南部)、熱帯アジア、オーストラリア) 海岸近くの岩上、林縁
- 花期 : 4〜12月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2012年7月30日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2012年11月27日 沖縄県石垣島 左下・果実 2014年9月3日 沖縄県西表島 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
サキシマハマボウの花を撮影に立ち寄った海岸際、突然雨が降り出した。
スコールのようですぐに小降りになったので車を降りると、目の前にこの花が咲いていた。
以前から名前を知っていたし特に珍しい花ではないのに、木本に対する関心が低かったことから見逃していたのだ。
花序は大きく、所々に小さな花が咲いていたが、全般には蕾が多かった。
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