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- 科名・属名 : アオイ科 サキシマハマボウ属
- 特徴 :
3〜10〜(15)mの常緑高木。
小枝や葉柄には銀色を帯びた褐色の鱗片が密生する。
葉は広卵形〜長楕円形〜三角形で、長さ7〜15〜(20)cm。革質で先は鋭尖形、全縁、掌状の7脈がある。
花は葉腋に1個ずつつき、長さ2〜8cmの硬い柄があり、花冠は鐘状で長さ5〜7cm、黄色で内面基部は暗紫紅色となる。
果実(刮ハ)はほぼ球形で、径2〜4cm、厚く木化する。
- 分布・生育地 :
九州(沖永良部島)、沖縄(沖縄島、八重山列島) (国外:台湾、熱帯アジア) 海岸の砂泥地
- 花期 : 6〜11月
- 撮影月日・場所 :
全体 2008年7月25日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花 同 上 中下・未熟果 2016年7月4日 沖縄県石垣島 下左・果実 2007年10月30日 沖縄県西表島 下右・葉 2016年7月4日 沖縄県石垣島
- 撮影記 :
名前にハマボウがつくが、ハマボウの仲間(フヨウ属)ではなく、花を見ても違いがわかるようにサキシマハマボウ属という別の属である。
サキシマ(先島=八重山列島)と名前がついているだけに、何とか八重山で撮影したいなと思っていたが、オオハマボウはどこにでもあるものの、この樹は少なく花にはなかなか出会えなかった。
訪れるたびに毎回この樹を見ていたが、やっとある年の夏、花に出会うことができた。
オオハマボウとは異なり、淡黄色の筒状の花は平開せず、控え目で好ましい感じがした。また、葉も長いハート形げ先が長く尖る。
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