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- 科名・属名 : クマツヅラ科 クマツヅラ属
- 特徴 :
草丈1〜2mの多年草。帰化。
茎は直立、基部でよく分枝して開出し、四角形で剛毛があって著しくざらつく。
葉は対生、披針形〜広披針形、長さ5〜13cm、幅1〜2.5cm。先は次第に尖り、基部は一旦狭まって再び幅広くなり、基部は無柄で茎を抱き、縁には鋭く不斉な鋸歯がある。表面にはシワがあり、両面とも有毛で裏面にはより多い。
花は茎頂に4〜10個に分枝した穂状花序となり、多数の花をつける。花冠は紅紫色の筒形、先は5裂し、長さ約1cmで萼の2.5〜3倍長い。萼は筒状で先はわずかに5裂し、萼歯の先端は錐状。苞は披針形で鋭頭、有毛。
果実(4分果)は長さ約2mm。
よく似たアレチハナガサがあるが、本種の葉の基部は茎を抱く。
- 分布・生育地 :
帰化(南アメリカ原産) (国外:北アメリカ、オーストラリアなどに帰化) 道端、荒地、草原
- 花期 : 6〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年6月21日 東京都日野市 中上・全体2 2005年5月22日 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2018年6月21日 同 上 左下・葉、右上・葉基部 同 上
- 撮影記 :
撮影のため遠くへ出かけなかったものの、天気のいい日は多摩川や淺川の堤防や河川敷にカメラを持って出かけることが多い。
都市近郊のため圧倒的に帰化種が多く、それらを見て歩くのも一興だ。
この花、アレチハナガサとよく似ているが、葉の基部がやや茎を抱くことで区別される。
日本に渡来したのは不明だが、園芸植物として栽培されたものが逸出帰化し他と考えられ、今では全国に帰化している。
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