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- 科名・属名 : マチン科 アイナエ属
- 特徴 :
草丈5〜10cmの1年草。
葉は下部に2〜4対つき、葉身は卵形〜長楕円形、長さ7〜15mm、幅3〜6mm。先はやや尖り、3脈がある。茎や葉には短毛がある。
花は茎頂や葉腋から1〜3本花茎を伸ばし、1〜3段に3〜15個の花を散形状につける。花冠は白色で鐘形で4裂し、直径約2.5mm。萼は鐘形、1/3程度まで4裂し、花茎の下部には短毛がある。花柄は細く、長さ5〜10mm。
果実(刮ハ)は楕円形、先端に基部が2裂した細長い花柱が残存する。
- 分布・生育地 :
本州〜沖縄 (国外:朝鮮、中国、東南〜南アジア、ミクロネシア、オーストラリア) 日当たりのいい原野の湿った所
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2003年8月23日 東京都八王子市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花序 同 上 中下・花 2019年2月7日 沖縄県国頭郡 左下・果実、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
よく似たヒメナエが湿地に生えるのに対し、この花は湿地よりも日当たりのいい芝生の湿った場所などで見かけることが多い。
ヒメナエが茎に葉をつけるのに対し、根元にしか葉がつかず、形も線形ではないので見分け方は簡単である。
上の写真は、八王子市内の公園、排水路のそばの芝地で撮影した。周辺は住宅地で、地面に這いつくばって撮影していると、小さな子供を連れたお母さんが不審者でも見るように避けて通っていった。
花仲間には警察に通報されて質問されたという例もあり、人のいる場所での撮影は大変だ。
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