タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)

Scabiosa japonica var. alpina


タカネマツムシソウ1


  • 科名・属名 : マツムシソウ科 マツムシソウ属
     注.APG分類ではスイカズラ科(CAPRIFOLIACEAE)、属名以下変わらず

  • 特徴 :
     草丈30〜40cmの1年草。
     マツムシソウの高山型の変種。
     母種に比べ、草丈が低く、頭花が3〜5cmと大きく、萼片の針状裂片は4〜5mmと長い。
     花は淡紫色。

  • 分布・生育地 :
     本州(東北地方南部〜中部地方)、四国 (国外:日本固有)
     高山の草地や礫地

  • 花期 :   8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年8月11日  長野県八方尾根
     中上・全体2 2005年8月5日  愛媛県東赤石山
     中下・全体3 2004年8月11日  長野県八方尾根
     (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 1985年8月3日  長野県白馬岳山系
     右下・葉 2004年8月11日  長野県八方尾根

  • 撮影記 :
     高原に生えるマツムシソウに比べると、草丈の低い割には大きな花をつけ、色も濃い。
     北アルプスの八方尾根は、ゴンドラやリフトで手軽に高山植物が楽しめる山で、7〜8月に訪れると誰でも青紫色のこの花を目にすることができる。
     ただ、この山には沢山あるのに、高山植物の宝庫であるすぐ近くの白馬岳では、この花のある場所は限られていて数も少ない。
     四国の高山にも分布しており、東赤石山で見かけた時は懐かしい感じがした。

  • 葉

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タカネマツムシソウ3

花