ガガブタ(ががぶた)

Nymphoides indica


ガガブタ

  • 科名・属名
  • : ミツガシワ科 アサザ属

  • 特徴

  •  多年生の水草。
     茎は細くて長く、泥の中にひげ根を出す。
     葉は卵状円形で1〜3個水面に浮かぶ。縁には波状の鋸歯はなく、葉柄は楯形につかない。
     花は葉腋から数個〜多数花柄を束生する。花冠は白色で、中心部が黄色。直径は約1.5cmで、5深裂し、裂片の内側に長い毛があり、縁は糸状に細かく裂ける。
     刮ハは楕円形で、種子は広楕円形で光沢がある。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州  池や沼

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年8月29日 新潟県福島潟
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  水面には白いこの花が浮かび、水際にはミズアオイやオモダカやヘラオモダカが咲き、昔の湖畔はこんな光景だったと思われるような水草の宝庫だった。
     開発などにより全国的に水草の減少が著しいが、新潟県にはまだ多くの湖沼が残され、いろいろな水草が見られる。
     近くにはオニバスやトチカガミもあり、目的のヒシモドキには会えなかったものの、穏やかな気持ちにさせられる一日だった。

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花アップ