ガガブタ(ががぶた)Nymphoides indica |
|
多年生の水草。 茎は細くて長く、泥の中にひげ根を出す。 葉は卵状円形で1〜3個水面に浮かぶ。縁には波状の鋸歯はなく、葉柄は楯形につかない。 花は葉腋から数個〜多数花柄を束生する。花冠は白色で、中心部が黄色。直径は約1.5cmで、5深裂し、裂片の内側に長い毛があり、縁は糸状に細かく裂ける。 刮ハは楕円形で、種子は広楕円形で光沢がある。 本州〜九州 池や沼 2004年8月29日 新潟県福島潟 アップ 同 上 水面には白いこの花が浮かび、水際にはミズアオイやオモダカやヘラオモダカが咲き、昔の湖畔はこんな光景だったと思われるような水草の宝庫だった。 開発などにより全国的に水草の減少が著しいが、新潟県にはまだ多くの湖沼が残され、いろいろな水草が見られる。 近くにはオニバスやトチカガミもあり、目的のヒシモドキには会えなかったものの、穏やかな気持ちにさせられる一日だった。 同じ科の仲間の花 |