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- 科名・属名 : ミツガシワ科 ミツガシワ属
- 特徴 :
草丈20〜40cmの多年草。
根茎は太く泥中に這う。
根出葉は3小葉からなり、小葉は卵状楕円形〜菱形楕円形、長さ4〜8cm、幅2〜5cm。先は鈍く、縁に鋸歯があるか、やや全縁、質は厚い。葉柄は基部が鞘となる。
花は総状花序につき、径10〜15mm。花冠は漏斗状で白色〜淡紫色、5つに中裂し、裂片は3角状卵形で、内面に毛がある。
果実(刮ハ)は球形で径5〜7mm、2裂する。種子は円形でやや扁平、黄赤色で光沢があり、径2〜3mm。
- 分布・生育地 :
北海道、本州、九州 (国外:北半球の温帯〜亜寒帯) 水湿地や浅い沼の中
- 花期 : 4〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2019年5月3日 新潟県魚沼市 中上・全体2 1978年6月18日 福島県尾瀬沼 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 同 上 左下・花2 2019年5月3日 新潟県魚沼市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
普通高地の湿地に生えるが、寒かった時代の残存植物として、低地の沼などでも生育している場所もある。
とはいっても、やはり山で見かけるほうがこの花にはピッタリし、梅雨時の水中に咲く花には風情を感じる。
尾瀬では花の大きなミズバショウに押され気味だが。
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