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 - 科名・属名 : モクセイ科 トネリコ属
  
 - 特徴 :
  高さ5〜12mの落葉高木。 
 枝はやや細くて無毛。樹皮は暗灰色で滑らか。 
 葉は対生し、奇数羽状複葉で長さ10〜20cm、小葉は3〜4対。小葉は長楕円形で長さ4〜12cm、幅1.5〜4cm。先は鋭尖頭、基部はくさび形〜円形で左右不相称。縁には細かい鋸歯があり、裏面の中肋沿いに開出毛がある。 
 花は雌雄異株、新枝の先や葉腋から円錐花序を出し、白色で小さな花を多数つける。花冠は白色で4全裂し、裂片は線形で長さ6〜7mm。雄花は2個の雄しべが、両性花には1個の雌しべと2個の雄しべがある。葯は黄緑色。 
 果実(翼果)は狭倒披針形で長さ2.5〜3cm、幅約5mm。  
 - 分布・生育地 :
  本州(関東、中部地方)、四国 (国外:日本固有)  深山  
 - 花期 : 5月
  
 - 撮影月日・場所 :
  上・全体 2015年6月11日  山梨県南都留郡  (上は拡大写真あり、写真をクリック)  中・花    同  上  左下・果実(翼果) 2023年7月4日  山梨県八ヶ岳  右上・葉    同  上  
 - 撮影記 :
 
 サラサドウダンツツジのシロバナであるシロフウリンつつじが、登山道脇のガレた急斜面の縁に咲いていた。 
 その中でも一番白い花を写そうと斜面をトラバースしていくと、手前の樹の葉で遮られて見えなかったこの花が目に入った。 
 花はピークを過ぎ終わりに近い状態であったが、かろうじて残っている花があった。 
 低山でよく見るマルバアオダモによく似ていたが、葉を見るとわずかに鋸歯があることから違うとわかった。 
 ここでは生育地の標高、小葉の数などから本種と判断したが、アオダモもよく似ているので間違いないとは断定できない。  
 
  
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