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- 科名・属名 : モクセイ科 イボタノキ属
- 特徴 :
高さ1〜3mの常緑低木。
樹幹は灰白色で小突起があり、ざらざらしている。
葉は対生し、卵形〜長楕円形で、長さ3〜8cm、幅1.5〜4cm。先は鈍形、基部はくさび形で全縁。質は革質で光沢があり、平滑であるが主脈ははっきりしている。葉柄は短い。
花は密な円錐花序となって多数つき、花冠は白色で長さ3〜4mm。
果実(核果)は楕円形で長さ6〜7mm、紫黒色に熟す。
- 分布・生育地 :
小笠原諸島 (国外:日本固有) 海岸の岩石地〜山地林内
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
2011年6月25日 東京都小笠原諸島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・果実 同 上
- 撮影記 :
ネズミモチによく似ているが、葉が小さくて両端がやや円く、花冠が短いのが特徴とされている。
図鑑などでは花期は3〜4月とされ、果実が紫黒色に熟すのは翌年の1〜2月頃とされているが、南の島の植物の特徴で花期はぶれることが多く、6月末に訪れたにもかかわらず、花も実も見られた。
小笠原では海岸〜山中まで広く自生し、海岸の岩状など条件の厳しい場所では小さい樹が多かった。
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