エゾムラサキ(蝦夷紫)

Myosotis sylvatica


エゾムラサキ1


  • 科名・属名 : ムラサキ科 ワスレナグサ属

  • 特徴 :
     草丈20〜40cmの多年草。
     茎には開出する粗い毛がまばらにある。
     葉は基部のものはさじ形、茎葉は倒披針形で、長さ2〜6cm、幅7〜12mm。。先は鈍頭、上部のものはやや茎を抱く。
     花序は茎頂に総状で巻散状(さそり状)につき、花は直径6〜8mm、淡青紫色で先は5裂する。萼は5個、裂片は花後やや開出する。花序は花後伸びて10〜25cmになり、基部を除いて苞はない。
     果実(分果)は平滑で、長さ約1.5mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道、本州(中部・関東地方北部) (国外:朝鮮、中国(東北部)、サハリン、シベリア、ヨーロッパ、北アフリカ)
     深山の林下

  • 花期 :  5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1985年7月7日  北海道夕張岳
     中・全体2 2004年6月13日  長野県上高地
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花    同  上

  • 撮影記 :
     キュウリグサを大きくしたような花で、深山の林下に生える。
     夕張岳で見かけたもののカット数が少なかったので、この花の群生で有名な上高地に出かけた。
     いつ行っても観光客の多い上高地、遊歩道脇の林下のあちこちにこの花が見られた。
     花は小さいが、近寄ってみると青紫色と中心部の黄色とのコントラストが可愛い。

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エゾムラサキ2

花