ケルリソウ(毛瑠璃草)

Trigonotis radicans


ケルリソウ1

  • 科名・属名
  • : ムラサキ科 キュウリグサ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの多年草。
     茎はやや群がってつき、花後長く伸びると倒れる。
     葉は卵形〜広卵形で、長さ2.5〜5cm、幅1〜3cm。
     茎の下部や葉柄には開出毛がある。
     花は葉腋の少し上につき、1〜2cmの小花柄の先につく。花は淡青紫色で、径8〜10mm。

  • 分布・生育地

  •  九州(中部)  山地の草原

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年5月12日 熊本県阿蘇
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  チョウセンカメバソウを撮影した後、この花の撮影に向った。
     小さくて目立たない花だけに心配であったが、こちらも草原ですぐに見つかった。
     チョウセンカメバソウのように固まって咲いてはいなかったが、花や葉はそっくりである。
     ただ、茎や葉柄を見ると毛が立った毛が生えていて、伏毛のチョウセンカメバソウとの違いがわかる。少し離れていてもわかるくらいだ。
     誰もいない草原で、じっくり時間をかけて撮影した。
     この花も大陸との共通種で、日本では阿蘇の草原だけに知られている希少種であるが、昔のように野焼きや草刈などの手入れがされなくなったため、他の草に負けてすっかり少なくなってきている。
     いつまでも貴重な植物が野生のまま生き延びて欲しいが、草原の手入れができなくなったのも時代に合わせた農業や農村の変化であり難しい話だ。

    同じ科の仲間の花

    茎アップ
ケルリソウ2

花アップ