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- 科名・属名 : ムラサキ科 キュウリグサ属
注.APG分類では、学名(T. brevipes var. brevipes)
- 特徴 :
草丈10〜40cmの多年草。
地下茎は短く、茎は斜上し、やや圧毛がある。
葉は互生、葉身は楕円形〜長楕円形、長さ1〜6cm、幅0.7〜2cm。先は円く、基部は円形、表面に細かい毛がある。下部のものは柄があり、上部のものは柄がない。
花序は茎頂に数本出て直立し、密に多数の花をつける。花冠は淡青紫色、径2.5〜3mm。花柄はごく短く、萼より短い。
果実(分果)は4面体、黒褐色で径約1mm、平滑、光沢がある。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:日本固有) 山地の渓流沿い
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2011年6月14日 京都府京都市 中上・全体2 2016年5月30日 兵庫県姫路市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花、右下・葉 同 上 左下・果実(分果) 2011年6月14日 京都府京都市
- 撮影記 :
山の沢沿いの登山道際で、水に浸されたような湿った場所でよく見かける。花序の先が尾のように曲がっていて面白い。
ただ、日差しの強い初夏、植林地の下の暗い沢沿いなどで撮影すると、淡青紫色の色が飛んでしまい写真にならなくなる。
かといって絞りすぎると全体が暗くなりすぎ、いつも苦労する。
本州から九州にかけての日本海側には、この花とよく似たコシジタビラコという花がある。
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