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- 科名・属名 : ムラサキ科 オオルリソウ属
- 特徴 :
草丈60〜120cmの2年草。
全体に粗い開出毛が目立ち、茎の毛は長さ約2mm。
葉は長楕円状披針形、長さ10〜20cm、幅2〜3.5cm。両端が尖り、全縁。質は薄く、葉の毛はまばら。
花序は枝先から数本が互生して斜上し、総状で長く伸び、その先に直径3mm程度の小さな淡青紫色の花を次々咲かせ、花冠は5裂する。花柄は花時で長さ2〜3mm、果時には5mmになる。
果実(分果)はやや扁平な楕円体で長さ約3mm、開出して全面に鉤刺がある。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮) 山地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2008年8月27日 長野県白馬山麓 中上・全体2 2009年8月22日 東京都八王子市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 同 上 左下・果実 2018年6月17日 大分県佐伯市 右上・葉 同 上 右下・茎 2008年8月2日 長野県木曽郡
- 撮影記 :
花序が長く伸び、その先のほうに小さな花を次々に咲かせるが、草丈が大きくなることもあって非常に撮りづらい花である。
どこにでもあるわけではなく、しかも2年草とあって、何年後かに出かけてみると見つからないことも多い。
北海道で記録程度に撮った写真に、今回白馬山麓の写真を加えたが、いずれも気に入った写真にならない。
よく似た花にオオルリソウというのがあるが、この花の茎は開出毛(右下の写真)であるのに対し、オオルリソウは斜めの圧毛という違いがあるので、茎をよく見ると区別できる。
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