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- 科名・属名 : ムラサキ科 ルリソウ属
注.APGV・W分類では、学名(Nihon japonicum var. japonicum)
- 特徴 :
草丈7〜20cmの多年草。
茎は多数斜上し開出毛が多い。
根出葉はロゼット状に広がり、葉身は倒披針形で長さ7〜20cm、幅2〜5cm。縁はやや波打ち、圧着する密な細毛と疎らな長毛を混生する。茎葉は2〜3個、長楕円形で上部のものほど小さく、基部は茎を抱く。
花序は分枝せず、長さ2〜7cmの総状花序になり、多数の花をつける。花冠は径約1cm、淡青紫色。花柄は花期には長さ2〜10mm、花が終わると花柄は垂れ下がり、長さ8〜17mmになり、萼も長さ5〜8mmに伸びる。
果実(分果)4個、扁平で長さ約3mm、肥厚部の縁は平滑。
花の白いものを、
●シロバナヤマルリソウ(f.albiflora)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
本州(福島・石川県以南)〜九州 (国外:日本固有) 山地の木陰や道端
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2022年3月30日 神奈川県足柄上郡 中1・全体2 2003年4月27日 広島県帝釈峡 中2・全体3 1999年4月14日 東京都高尾山 (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック) 中3・花1(通常) 2022年3月30日 神奈川県足柄上郡 中4・花2(濃色) 2003年4月27日 広島県帝釈峡 中5・花3(ピンク色) 2022年3月30日 神奈川県足柄上郡 左下・シロバナ 1988年5月8日 香川県観音寺市 (左下は拡大写真あり、写真をクリック) 右上・葉 2022年3月30日 神奈川県足柄上郡 右下・茎 同 上
- 撮影記 :
春先、芽吹いたばかりの関東の低山に撮影に出かけると、アオイスミレなどとともにこの花をよく見かける。
ただ、関東周辺でよく似られるのは淡青紫色の花が多いが、西日本では写真のように青紫色が濃く、初めて見たときは別種かと思ったくらいだった。
その他、シロバナのもの(f.albiflora)やピンク色の花も時に見かける。
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