ハリナスビ(針茄子)

Solanum sisymbriifolium


ハリナスビ

  • 科名・属名
  • : ナス科 ナス属

  • 特徴

  •  草丈1〜1.2mの1年草。帰化。
     茎は下部が地を這いジグザグに伸び、枝分かれして斜上し、葉とともに刺や腺毛が密に生える。
     葉は互生し、長楕円形〜長卵形で、長さ10〜20cm、幅5〜14cm。深く掌状に3〜7裂し、裂片には大きな鋸歯があり、両面に星状毛が生える。
     花は上部の葉柄から出た花序の先につき、花冠は白色〜淡紫色、径2.5〜3cm。萼は鐘形で、刺や腺毛が生える。
     果実(液果)は、球形で径2〜2.5cm、黄赤色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  帰化(熱帯アメリカ原産)  荒地

  • 花期
  • :  6〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年7月11日  沖縄県国頭郡
     中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  暑さでバテ気味の重い身体、足を引きずりながら戻る山道の真ん中にナス科の花が咲いていた。
     「こんなところにもワルナスビが」と思ってよく見ると、葉が羽状に大きく切れ込んでいる。
     花はワルナスビのよく似ていて、茎や萼に多くの刺が生え、多分帰化だろうと思って数カット撮影した。
     帰って図鑑を調べてこの花とわかったが、江戸時代に観賞用として持ち込まれたようだ。

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花

葉