マルバノホロシ(丸葉のほろし)


マルバノホロシ

  • 科名・属名
  • : ナス科 ナス属

  • 特徴

  •  つる性の多年草。
     葉は互生し、長楕円形〜狭卵形で長さ5〜10cm、幅1.5〜4cm。先は細く尖り、先端は鈍く、両面とも無毛。
     花は茎の途中や葉の反対側から集散花序となってつき、花冠は淡紫色で径約1cm、深く5裂し、裂片は反り返る。花喉部は淡緑色を帯びる。
     果実(液果)は球形で、径7〜10mm、赤熟する。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州  山地林縁

  • 花期
  • :  7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年6月28日  山梨県甲州市
     下・花    同  上

  • 撮影記

  •  以前アップしていた株は室戸岬の暗い林下で撮影したもので、あまりいい状態でなかった。
     今年、山梨県の林道脇で咲き始めのこの花に出会った。
     オオマルバノホロシが湿地に成育するのに対し、本種は山地の林縁や山道際などにあり、花喉部が緑色になるので、花を覗くとよくわかる。

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花