マルバハダカホオズキ(丸葉裸酸漿)

Tubocapsicum anomalum var. obtusum


マルバハダカホオズキ

  • 科名・属名
  • : ナス科 ハダカホオズキ属

  • 特徴

  •  草丈60〜90cmの多年草。
     茎は直立して多くの枝を分け、無毛。
     葉は単葉で、卵形〜卵状長楕円形、長さ6〜23cm、幅3〜9cm。厚くて先は鈍頭になる。
     花は葉腋から細い柄を出し、数個下向きに咲く。花冠は杯形で5裂し、淡黄色、径約8mm。
     果実(液果)は赤熟し、径8〜10mm。
     ハダカホオズキの変種で、葉が厚く先が鈍頭になるという点が異なる。

  • 分布・生育地

  •  四国、九州南部、沖縄  やや湿った林縁

  • 花期
  • :  8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年10月25日  鹿児島県奄美大島
     下・果実 2014年1月22日  沖縄県国頭郡

  • 撮影記

  •  ハダカホオズキをデータベースで検索していた所、奄美大島で撮影していたにもかかわらず記載が漏れていた。
     追加で載せようと写真を見、図鑑の記述をチェックしていたところ、葉の厚さや先の形が違う本種のあることを知った。
     この写真はあまりいいカットではないが、どうやら変種のこの花のように思える。

    同じ科の仲間の花
果実