ハダカホオズキ(裸酸漿)

Tubocapsicum anomalum


ハダカホオズキ

  • 科名・属名 : ナス科 ハダカホオズキ属
     注.APG分類では、学名(T. anomalum var. anomalum)

  • 特徴 :
     草丈60〜90cmの多年草。
     茎は直立して多くの枝を分け、無毛。
     葉は単葉で、葉身は卵形〜卵状長楕円形、長さ6〜23cm、幅3〜9cm。先は鋭く尖り、下部は狭まって柄になる。
     花は葉腋から細い柄を出し、数個下向きに咲く。花冠は杯形で先は5裂して反り返り、淡黄色で長さ約4mm、径約8mm。
     果実(液果)は球形で径8〜10mm、赤熟する。

  • 分布・生育地 :
     本州〜沖縄 (国外:台湾、中国(南部)、東南アジアの熱帯〜亜熱帯域)
     やや湿った林縁

  • 花期 :   8〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2007年9月2日  東京都高尾山
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・花    同  上
     中下・果実1 2006年11月5日  神奈川県三浦市
     左下・果実2 2016年10月31日  東京都八王子市
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     前年高尾山で株を見つけ、1年後やっと花をアップできた。
     この時期、何度もここを訪れていたのに気がつかずにいたが、何ヶ所にもあるのに気がついた。
     図鑑などで知っていても、実物を見てみないとイメージが沸かないことが多く、一度わかると急に目に入ってくることはよくある。
     ハダカホオズキの名の通り果実が裸であることが特徴で、赤熟する果実の姿も美しく(下の写真)、果実が萼に包まれるヤマホオズキイガホオズキと属も異なっている。

  • 葉

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花

果実1

果実2