ムニンホオズキ(無人酸漿)

Lycianthes boninensis


ムニンホオズキ

  • 科名・属名
  • : ナス科 メジロホオズキ属

  • 特徴

  •  草丈60〜150cmの多年草。
     全体に無毛で、茎の基部は木質化する。
     葉は互生し、卵状楕円形〜卵円形で、先はやや尖り、全縁。葉の表面は深緑色で光沢があり、両面に細かい腺点がある。
     花は葉腋に1〜3個つき、白色で下向きに咲く。
     果実(液果)は球形で赤熟する。

  • 分布・生育地

  •  小笠原諸島(固有)
     山地のやや湿った林下、林縁

  • 花期
  • :  5〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年6月28日  東京都小笠原諸島
     中・花、下・果実    同  上

  • 撮影記

  •  木漏れ日の差し込む明るい林下でこの花を見つけた。
     小笠原の固有種で、図鑑では夏に咲くとあったので出会いを期待していた。
     本土に分布するメジロホオズキとよく似ているが、全体に毛がなく、葉に光沢のあるのが違いとされている。
     日差しの差し込む林下の撮影でありがたかったが、風で木漏れ日の場所が変わり、露出が小刻みに変化するので苦労した。

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花

果実